ハッピー平凡な人生の日記

僕の人生をとても薄く平べったくして長くして載せます

人生おっさんになってからのほうが長いってそんなつらいことない

こんにちは。この前風呂上りに牛乳を飲もうと思ったら全然ちょっとしか入ってなくてビビりました。エダスです。

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なんでこんなミリで残すんだよ。全部飲み切ってくれよ。これはもう軽犯罪法に引っかかっていいレベルだと思うんですけど、町の掲示板に載っていいレベルだと思うんですけど。

 

ということで親から日頃嫌がらせをされている僕ですが、今回は最近起きたある父親がらみの事件について話していこうと思います。

 

まず、僕の父親を紹介するんですが、僕の父親はとてもしょーもない人間です。しょーもないギャグを言うことにかけては右に出るものはいません。というか誰も出たくありません。そしてそれを自信満々に言うんです。最悪なんです。この前はポン酢が食卓に出てきたとき「バリーポンズ」と自信満々の顔で言い放ちました。そしてそれに関しては僕も言いそうになりました。最悪の遺伝子を僕は受け継いでいるみたいです。

 

そして他には、家族でガストに行くと毎回野菜ジュースを在庫がなくなるまで飲んで店を潰そうとします。空になって店員が新しく野菜ジュースを追加すると「くっそー!!」と悔しがります。いやなんでだよ。なんでそこに全力かけれるんだよ。どういう大人だよ。

 

あとそれと僕の部活の試合には絶対に来ます。だいたい休日に行われるので他の人の親は仕事があっていけないんですが、僕の父親は絶対に来ます。なんで来れるのかはいまだにわかっていません。なんで来れんだろ。仕事やってねぇのかな。

 

 

 

と、そんな感じでベジタリアン無職の大人なんですが、今回はその父の起こした事件について一か月くらい前のことを振り返って話していこうかと思います。

ところでみなさんこれはあるあるかも知れませんが、親の誕生日って忘れがちになりませんか?自分の誕生日はまだしも親の誕生日と年齢はなんかあやふやになりがちだと思います。

そんな具合で僕もあやふや状態で過ごしていました。そしてそんなある日のことです

 

俺「あー今日も学校かー、めんどくせーなー。いますぐ超小規模な隕石が学校に落ちてきて休みになんねーかなー」

 

母「いいから早く用意しろ」

 

俺「くっそ〜。なんて世界は残酷なんだ〜。神様なんていりゃしねぇ、」

 

 

 

 

父「おはようみなさん諸君!お父さんは150歳まで生きます!」

 

俺「なんだこのおっさん朝っぱらから。なんでこれで家族養えてんだ」

 

母「あ、そういえば明日父ちゃんの誕生日だ」

 

 

俺「は?」

 

え、なにこのおっさん誕生日とかあんの?そんで明日なの?なんかちょっと機嫌いいのはそういうことなの?

ちょっと驚いたわ。眠気覚めたわ。てな感じで急に現実を突きつけられたのです。

 

はぁ……誕生日か……、あれ?待てよ?俺さっきから「おっさんおっさん」って言ってるけどこの人明日で何歳になるんだ?もしかしたらめちゃくちゃ若いってことない?若いけどただしょーもない人なんじゃない???そんな急展開あったら激熱じゃん!!よっしゃ聞いてみるか!!

 

ということで突然の現実を突きつけられ一瞬困惑した僕でしたが、気を取り直しその封じられた真実の扉を開けるべく、父親に尋ねてみました。

 

 

俺「ふーん。え、それで明日で何歳なの?」

 

 

 

 

 

 

父「50」

 

 

 

 

 

 

 

いやおっさんじゃねぇか

バリバリのおっさんじゃねぇか。もう救いようがないくらいおっさんじゃねぇか。四捨五入したら100じゃねぇか。それもう半分屍じゃねぇか。

 

 

ということで50歳になりもう跡形もなくおっさんになってしまった父親をよそに学校に行った僕は、その日を特になにも達成せず終了しました。

そして3日後、つまり父親が50歳になってから2日目の朝です。僕はその日もいつも通りアホつらかいてグースカ寝ていたんですが、突然の電話によって僕は目を覚まされました。

 

俺「なんだ、なんなんだこんな朝早い時間に」

 

父「父さんだ」

 

俺「なんなのこんな時間に。まだ5時だけど。早起き?おっさんって言うよりジジイじゃねそれ」

 

父「いやー、ちょっとやらかしてしまって絶賛助けて欲しい」

 

俺「?なにをやらかしたの?」

 

父「まぁ単刀直入にいうと」

 

俺「単刀直入に言うと?」

 

 

 

 

父「道にパンツ落としたから拾ってきてほしい」

 

 

 

 

俺「え?」

 

 

父「いやだから道にパンツ落としたから拾ってきてほしい」

 

 

俺「なにやってんだよ」

 

 

父「うっかりしてた」

 

俺「うっかりしてパンツ道に落とすってどんな状態だよ。状況が読めねぇよ。人間ってそんな区切り良く老化するの?」

 

 

と、そんなこんなで僕は朝5時から外に自転車で出かけることになりました。人類で恐らく初だと思います。朝5時に自分の父親のパンツを自転車で取りに行くのは。

なぜ父親が道にそんなものを落としたかと言うと、その日父は実家のほうに1人で帰る予定でした。だから朝早かったわけです。そんで駅まで行く際になぜか「あえてギリギリの時間にして走って駅まで行く」と言い張り、リュックサックしょって走っていったのです。そういうところが僕の遅刻癖に準ずるものがあるのでしょう。しかも父は案の定急いでいたせいでリュックサックのチャックが開いていたことに気づかず、そこでパンツやらタオルやらを落としてしまったわけです。書いててなんか悲しくなったわ。

 

そんなこんなで僕は家を出ました。

外は早朝だから結構寒く、僕は半そで半ズボンで外に出たのを4秒で後悔しました。しかし僕にも学校があるのでうだうだしている時間はありません!寒くてもええわい!関係ないわい!

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ちゃりの空気がなかった。

なんか冷めたわ。

 

気を取り直しタイヤに空気を入れ、僕は凍えながら坂道を下っていきました。この時間ならまだ僕はベッドで夢を見ているはずです。しかしなんだこんな展開。夢にもみない展開とはこういうことなのか。

 

ということで死んだ顔をしながらチャリで爆走していると、なにか布らしきものを見つけました。

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それは奥へ奥へとまるで帰るための目印のごとく続いて落ちていました。

 


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完全にこれじゃん

 

思ったよりひどい光景だなこれ。傍からみたらなにもかも嫌になった人が着てるもの全部脱げだして走り去ったようにしか見えません。

てかこんなに荷物落ちてたら普通気づくだろ。どんなけ一生懸命走ってたんだよ。どんなけ無邪気なんだよ。

 

そしてお目当てのものも一番奥のほうに落ちていました。


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悲しい

 

みなさんどうですか。これが50歳のどうしようもないおっさんのパンツですよ。見てて悲しいわ俺。ちょうど点字ブロックの上に佇んでるし。

そしてなんで俺は朝っぱらから50歳のパンツを回収してるんだ。どんな一日の始まりなんだこれ。

 

 

 

 

 

というわけですごくてんやわんやな早朝でしたが今回はここで終わりたいと思います。

母親は「マジで息子のこと偉そうにいえねぇな」と言っていましたが、この後父親からは恩を返してもらったのでよしとします。

 

みなさんも老化は気を付けてください。

 

いやマジで。