祭りなんてお前にはまだ早い
みなさんこんにちは。実は野球部の最後の大会まであと1週間ありません。エダスです。
そんな大事な時期になにやってんだよ詰め込めろよという話なんですが、逆にこういう所でいつものリズム崩すと良い結果は出せないだろうという謎の心理を自分に言い聞かせてこのブログを書いています。
最近1ヶ月くらいはテストやらなんやら(過去のブログ参照)でとても忙しい日々を過ごしていたのでなかなか記憶に残っておらずブログに書いていたのも5回くらい水で割ったカルピスのようあるいはエロい下着の生地みたいなうっすい内容のものばかりだったんですが、ここ最近は逆になんにもなさすぎて(ほぼ部活)すごく薄い内容の人生を生きています。かわいそうです。
だって最近あったことを振り返っても僕の机の中に奇妙な「13」と書かれた紙が入っていたり
学校の何もない道で自転車でぶっころんで完全に電動自転車の電動の部分が壊れてただのゴミカス自転車になったというエピソードくらいしか無いんですよ。
かわいそうです。
ですがみなさんご存じではないかもしれませんが、そもそもこの日記のコンセプトは「僕のつまらない人生を薄く平たくして載せます。そんで振り返ってたまにニヤニヤします。」という誰も得しないものなのでもしかしたらこういうのでいいのかもしれません。
はい。ということでエロい下着を履きながらほぼ水のカルピスを頭からかぶっている僕ですが、中には僕のかわいそうなエピソードを聞いて喜ぶゲス野郎がいるかもしれないので、今回はそういうエピソードを書いていこうと思います。
文化祭
いきなり大きく映し出しました。文化祭です。ついこの前体育祭があったって話したところなのにまた祭りかよ、って感じですがそんなことは気にしないでください。実際にやるのは9月くらいなので今は準備期間という感じです。暑いです。暑くて頭がおかしくなりそうです。
はい。ちなみにですがみなさん、文化祭と言えばざっくりとどんな思いを抱いていますかね?
非日常を味わえる楽しい空間ですか?
それとも、、
あんまり楽しくなくめんどくさいイメージですか?
まぁもちろんいろんな考えがあると思います。
僕ですか?
僕はですね、
無です。
完全なる無です。ビッグバン以前の宇宙です。
とにかく無なんですよ。別に楽しみにしているわけでもないけどむちゃくちゃ嫌かと言われればそんなこともない、別に積極的に参加したりはしないけど楽な役についてサボろうなんて思ってない、別にずっと控室でスマホをいじっているわけじゃないけど大はしゃぎするわけでもない。そんな男です。ちょうどおもんねぇ男です。
ということで僕は文化祭に対して特別な感情を普段から持っていません。しょうもない飲み物ばっか入ってる自販機みたいに僕にとってはあってもなくてもどうでもいいものなんですよ。
とまぁこんなことを表立って言うのは逆張りしてるみたいでダサいんですが、今回はこの長い前置きが必要なんです。
それがどういうことかと言うと、僕のクラスで何をするかを話し合う時間があったんです。3年生のクラスはほぼ全部「食品(屋台)」だったんですが、コロナの影響でそれは生憎3クラスしか出来ないとなってしまいくじ引きの結果僕のクラスは屋台が出来なくなってしまったんです。
じゃあなにするー?ってなった時にクラスでは縁日(アトラクションとか)、展示、劇などの5つくらいの案が出ました。
僕は先程書いた通り「特になんでもいいやー」と思ってボーッとしていたんですが、頭のスミで「いや、劇だけはないな」と思っていました。なんたって劇なんてしようものなら僕みたいな冴えないクソ芋坊主は笑われるだけのただの恥さらしに変わりありません。こんなもん公開処刑だよ!!と思わず人差し指を天高く伸ばしてツッコミをしたいくらいです。
なのでその後その5つで投票があったんですが、その時はもちろん縁日に手を挙げました。縁日になってくれ~というか劇以外ならなんでもいい~と願いながら。
もういいだろ、もう最後の文化祭だから~とかそういうのいいだろ。そういうのは来世でやればいいだろ。青春とかもうあんまり考えなくていいだろ。縁日でも立派な青春だよ。胸張れよ。
という神頼みとクラスの人たち頼みで目を伏せながら祈っていました。
そしてその投票の結果。。。。
なんと。。。。。。
まさかの。。。。。。。
縁日が勝ちました。
余裕で勝ちました。はい。ね、思ったね?今絶対「この流れでどうせ劇なんだろ?見え見えなんだよ」って思ったね?完全に鼻で笑ったね?
甘いな~。そんな単純なくだりするわけないじゃーーん(笑)!!!
バ~カバ~カ!!!これだからお前らは(笑)(笑)(笑)
まぁ煽るのはこれくらいにしといてと、
9割くらいの票が縁日に集まったんですよ。ほぼ満票です。もう完封勝ちです。僕はその日は安堵の笑みを浮かべながら家に帰りました。
そして次の日
僕はどこか誇らしげな顔をしながら自分の席に座りました。昨日の勝ちが忘れられません。民主主義って最高~~!!!!!!
うっひーーーーーーーー!!!!!!!!!
歌でも歌いたいようなハイな気分でした。
そんな僕とは正反対に、何やら少し困ったような顔で文化祭委員の人たちが話していました。僕は後ろの子のストラップをいじって遊んでいたんですが、しばらく沈黙が流れた後、教卓の前に立って言いました。
文化祭委員「えーっと、なんか急で申し訳ないんだけど、もう一回投票します」
俺「え?なんで?」
話を聞くとどうやら残りの1割の票が「劇」にあつまっていたみたいで、縁日と劇でもう一回投票するということになったらしいです。
なんでだ?
まぁでも大丈夫か。あ、みなさん無駄ですよ。次こそ劇だって考えてるんじゃないでしょうね。思い返してみてくださいよ。9割が縁日だったんですよ?それがたった一晩で劇に寝返ると思いますか?そんなのあり得るわけがないんですよ。みんな意外と劇で公開処刑になるのが怖いんですよ。
と、余裕の笑みを浮かべていましたエダス君。これはもう出来レースだと。なんなら10割縁日の可能性もあります。
ところが、あるサッカー部の子が教卓の前にずかずかと歩いてきて言い放ちました。
サッカー部の子「ちょっと、みんな聞いてくれ。俺はこれで三年連続縁日やねん。(ちなみに俺も)今回はさ、最後の文化祭やん!みんな思い出作ろうや!劇しようや!頼むわ!」
クラス内「ざわざわ……」
ほほーん。演説と来たか。だがなサッカー部、時はすでに遅い。もうこれは出来レースなんだよ。今更そんな一言二言で9割がひっくり返るわけないんだよ。遅かったな~~~~~~~!!!!!
そして僕の笑みが消えないうちに投票が始まりました。
僕はピシッと縁日に手を挙げました。
投票が終わりました。
顔を上げました。
縁日は3票でした。
あれ??????
あれ?俺の見間違い?
3票?
クラス40人中3票???
え、9割は?残りの人たちは?死んだの?死んじゃったの?
はい。お察しの通り死んでなどおらずみんな劇に寝返ってしまいました。
なんでなんだ~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!どうなってんだ~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!うぉおおおおおおおいいいいいいい!!!!!!おかしいいいだろうううがぁぁぁぁぁぁいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!俺の日常を返してくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーー!!!!!!!!!森羅万象万事に聞いてんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁ!!!!!!!!!!おおおおおおおおおおおううううううあらららららららららっららら!!!!!!!!ごラララららr後ララララララrこおおおおおおおおおおおおおおmmっもおおっももおおおおhvしdvひぢおあおおこぱおぽこchしhしはしあひあpspcvじゅおp!!!!!!!!!!!!!!!!
演説と言うのはやってみるもんかもしれません。
ということで僕はしばらく声も出ないほど驚いて呆然と黒板を見つめていましたが、残酷にも僕らの少数派の声には耳もくれずに文化祭の話は進んでいました。
劇と決まってしまってからは早いです。
さっそく文化委員は黒板の【劇】と自信満々に書き、僕の回復しない心をえぐりました。そして劇で最初に決めないといけないものと言えば何の劇をするか、最終的にはほぼ10割の人間が劇に投票したんです。もしかしたらみんななにかやりたいものがあって投票したのかもしれません。ということで文化委員が聞きました。
文化委員「じゃあなんか案ある人ー?」
クラス一同「………」
文化委員「遠慮せんでじゃんじゃん言ってくださーい!」
クラス一同「………………」
いやないんかい
特にやりたいことないんかい。青春するんちゃうんかい。
クラスは普段優しい先生が突然怒ったときくらいに静まり返り、僕は完全に無になっていました。ビッグバン以前の宇宙です。
その後はなんか色々あって結局『今日から俺は』をすることになりました。
そして僕はなぜか勝手にキャストにされていました。
なんでなんだ。助けてくれ。
神はいないのか。