人は怒られたら成長するって言うけど怒られすぎても成長できない
みなさん、この画像はなんだと思いますか?
はい、そうです。これは僕の国語の小テストの点数であります。1点です。悲しいです。立ち直れないです。
なんて言うと思ったか、悲しいわけねぇだろバカやろう。もう全然悲しくともなんともねぇわ、もうなんも感じねぇわ。
これが返ってきたときあまりにもなにも感じなさすぎて自分がロボかと思ったわ。頭の悪いロボかと思ったわ。
と、いうことなんですが、別にこれはこのテストに限ったことじゃないんです。僕は毎回小テストはこんな点数なんです。おかげですごい評定に響いてます。静かなトンネルくらい響いてます。
ところで静かなトンネルって怖いですよね。僕はいつも通るとき5歩に1歩くらいのペースでうしろをふりかえっています。ふりかえりすぎてたまにどっち進んでるか分からなくなる時があるくらいです。トンネルあるあるです。
ってそんなことはどうでもいいんだよ!!もっと振り返るべきものがここにあるだろ!!
なんだよ1点って!!0点の方がまだマシだわ!!!!
なぜこんなことになっているかというと僕が毎回小テストの日付を忘れるからです。そして万が一学校でそれを思い出したとしても、僕のすさまじい諦めの良さで「もうどうでもいいや、諦めよ」ってなってしまうからです。なので高校生になってからしっかりテスト勉強したことのほうが珍しいです。こういう人を日本では二文字でクズと言います。テストに出ます。覚えておいてください。
いや、別にちゃんとやってないのがかっこいいとかそんなこと思っているわけじゃないんですよ。ちゃんとクズだなー良くないなーと思いながらもやっていないわけです。もう救いようがないです。
はい。というわけで自己紹介が遅れました。最近いろんな人の机にピカチュウを描いていますエダスです。意外と消されないんですねこれ。僕の学校は移動教室型の学校なんで、授業のたびに違う机に座るんです。なので高確率で僕の描いたピカチュウが出迎えてくれます。怖いです。誰か消してください。
ということで迷惑行為の常習犯である僕ですが、最近起きた面白い事件を話したいと思います。
まずはこれをご覧ください。
これはウチの学校の廊下に掛けてあるホワイトボードです。キング・カズの名言が堂々と書かれてますね。これは学年主任の先生が受験期の僕らに向けて週一で有名な人の名言を書いているそうです。まぁこういうことはしがちなのでいいんですが、僕はこれを見てピンッ!と来たんですよ。
「あれ?これ俺もおんなじことしたらウケるくね?」
とね。
そして僕はさっそく動きました。このホワイトボードの横に自分の考えた名言(?)を書いたホワイトボードを無許可で置くことにしました。
もちろん僕はウケたいのでなんかアホらしいことを書きたいのですが、初っ端からそんなことしたらすぐ注意されると思ったので、最初は真面目に書いていき少しずつふざけていく作戦でいこうと思いました。
そして書いたのがこちら
この左の「イヤなことはイヤと言える人間になろう」が僕が書いたやつです。いいですね~。なんかもうすぐにでも「イヤです」って言われそうな内容ですが、最初はこれでいいのです。こっからふざけていけばいいんだから!
そして僕はドキドキしていました。廊下に置いてあるんだからもちろん顧問とかも見るわけで、いつ僕が呼び出されて絞首刑にされるかわかりません。でも僕は自分の野望を達成させるためにそのときそのときで目一杯やっていくしかないのです。それが今の僕になるのです!!
と、そんな僕の思いとは裏腹に、このホワイトボードは二日経っても絞首刑どころか注意すらされませんでした。勝手に置いたのに。
そんな困惑した思いで昼休みを過ごしていると、同じ野球部のK君が「俺も書いてええか?」と聞いてきました。僕は「おっええな」と思い、いいよと許諾して授業に向かいました。そして授業終わりに何を書いたのかなと見に行くと、すでにそこには僕が置いたホワイトボードがありませんでした。没収されたのです。
没収されたのです。
あっれ?なんでだ?なんで没収されたんだ?
そして放課後僕はすかさず学年主任の先生に呼び出されました。
主任「エダス君ちょっと来なさい」
俺「(や、やべぇ遂に怒られるか…)はい」
そう言いなんか人気のない場所に呼ばれました。告白でもされそうな場所です。
主任「ちょっと言いたいことがあってね」
おい!やめろ!告白のフラグ建っちゃってるから!このままいったら告白か絞首刑の2択だから!!!どっち転んでも地獄だから!!!
と、思いきや出た言葉は驚くものでした。
主任「あの真似して書いてくれてたのはすごい良いと思ったよ。良い事書いてたし」
俺「ゑ?」
あーそういうの認める感じなんだこの高校。ってじゃあなんで没収したんだ??
主任「なんだけど、今君のホワイトボードがどうなってるかご存知かな?」
俺「いや、知りませんけど」
主任「こんなんが書いてあるんだ」
と、見せられたホワイトボードには「うんこ」やら「ぶた」などが書いてありました。
俺「なんだこれ。うんこは分かるけどぶたってなんだよ。哺乳類書くなよ」
主任「こんなしょうもないものが勝手に書かれていたんだ。だから一旦没収した。誰か心当たりはないかい?」
俺「(う〜ん、なんか思い出しそうなんだけどなぁ〜誰かに書いて良いよって言ったような言ってないような…)ない…です」
主任「そうか、また全校集会で話すから」
俺「ゑ?」
先生の言葉に困惑したもののなんだそういうことだったのか、良かった怒られなくてと思いながら更衣室に向かいました。
更衣室に入るや否や開口一発目にK君がまるで生き別れた弟に街でばったり遭遇したくらいの勢いで口走りに放ちました。
K「ゴメン!!」
いやお前かい
ウンコ書いたのお前かい
そういや俺許可したわ
ということで翌日全校集会の時間がやって来ました。学年主任はもちろんK君がやったことだなんて知りません。
主任「〇〇なので準備お願いします。あ、あともう一つ。昨日の昼休み、ある生徒(俺)が置いてあったホワイトボードにしょうもない落書きをしたやつがいます!!」
あぁそんなおっきい声で言っちゃうんだ…恥ずかしいな…
そしてすかさず
主任「すごくしょうもないです!浅はかな行動です!「うんこ」とか何も面白くない!」
と何故か今までかつてないほど学年主任の先生は怒っていてK君はボコボコに言われていました。
野球部のほとんどはこの事件の犯人がK君だと知っているのでみんな笑いを堪えながら憐れみの目でK君を見つめていました。
ということで今回の事件は、K君が自分の名前を書かなかったせいで学年主任が恐らくサッカー部かなんかの仕業だと思いむちゃくちゃ怒った、そしてK君はそれからウンコマンと呼ばれることになった、という形で幕が閉じました。
めでたしめでたし
後日談、というか今回のオチ。
今回の騒動でKが怒られ僕がホワイトボードを置く事が認められたわけですが、もともと僕はふざけたことを書くつもりで始めたんです。
しかし全校集会で学年主任が怒ったことでそれが出来なくなり、僕はただ週に一回自分の考えた言葉を書かないといけないイタい人になってしまいました。最悪だ。
ちなみに書きたかったのは「うんこじゃない腹痛とかないから」です。